妊婦さんのひどい便秘は体の敵!スッキリ解消法はこれだ!

女性は、通常でも便秘しやすい体質となっていますが、妊娠をするとそれ以上に便秘に苦しむ人が多いです。
特に、妊娠周期が進むにつれて、ますます便秘がひどくなり、七転八倒の苦しみ?を味わった経験談をお聞きしたことがあります。
そこで、今回は、そんな苦しみを現在味わっている方、または、これからその心配がある方に知ってほしい「妊婦さんのかなりひどい便秘に対する解決策」をまとめてみました。

私達の腸内はたくさんの細菌で守られています。

私たちの腸内にはたくさんの細菌が棲息しています。
その様子はまるでお花畑のように見えることから「腸内フローラ」と呼ばれています。
健康な人の腸内フローラは、善玉菌が20%・悪玉菌が10%・日和見菌が70%の割合で生息しています。
日和見菌は、善玉菌と悪玉菌の強い方に合わせて働いてしまう菌です。
便秘の妊婦さんの腸内は、このバランスが崩れていて、悪玉菌が多く棲息しているために便秘が起こりやすいのです。

女性は妊娠すると、より便秘になりやすくなります。

女性は、妊娠していなくても、男性に比べて便秘になりやすいと言われています。
それは、女性ホルモンの一種「黄体ホルモン」の影響やダイエット、便意を我慢するなどの原因が代表的ですが、妊娠すると、体の変化により、通常より便秘がひどくなる場合があります。
そこで、ここでは、妊娠による便秘の原因と症状についてまとめてみました。

妊婦さんのひどい便秘の原因は?

妊娠をするとどうしても便秘になりやすくなります。
そのため、普段は便秘とは無縁の方でも便秘になる可能性があります。
では、なぜ妊娠すると便秘になりやすくなるのでしょうか。
ここでは、7つの原因についてご紹介いたします。

妊婦さんのひどい便秘の原因1:子宮が大きくなった

おなかの赤ちゃんが成長して大きくなってくると、子宮のまわりにある大腸も圧迫されて血流が悪くなります。
その結果、大腸の働きが鈍くなり便秘になりやすくなります。

妊婦さんのひどい便秘の原因2:黄体ホルモンの分泌

妊娠すると、早産や流産を防ぐためにプロゲステロンという黄体ホルモンの分泌がさかんになります。
このホルモンは子宮の収縮を抑える働きをしますが、同時に腸の蠕動運動も抑制してしまうため、便が動きにくくなってしまいます。

妊婦さんのひどい便秘の原因3:食事内容の変化

妊娠してつわりがひどくなると、何も食べられなくなってしまう事がよくあります。
そのために、食事量が減ると便のカサが減り、便が出せなくなってしまいます。
また、つわりで食事バランスが偏り、食物繊維や乳酸菌の摂取が減ると便秘になる場合もあります。

妊婦さんのひどい便秘の原因4:水分が足りない

妊娠中は赤ちゃんの成長のために、お母さんの血液の量が通常の1.5倍にまで増えます。
この血液の量を増やすために体内の水分が使われるので、腸にとどまる水分が減り便が硬くなって排出しにくくなります。
また、つわりによって嘔吐を繰り返したり水も飲めなかったりすると、体内の水分量がますます減ってしまい便秘につながります。

妊婦さんのひどい便秘の原因5:括約筋が収縮している

妊娠をすると、赤ちゃんの流産や早産を防ぐために、排尿や排便をコントロールする括約筋という筋肉が緩みにくくなります。
そのような状態にあると、特に腸ではスムーズは排便がしにくくなり便秘になりやすくなります。

妊婦さんのひどい便秘の原因6:運動不足になっている

妊娠するとお腹が大きくなりますので、ともすると運動不足になりがちです。
運動不足になると、胃腸の働きが弱くなり蠕動運動が鈍くなります。
また、腹筋などの筋力が衰えてしまい、これらが原因となり排便する時に「いきむ力」を失ってしまい、排便が大変になってきます。

妊婦さんのひどい便秘の原因7:ストレスが溜まりやすい

意外に思われるかもしれませんが、腸はストレスの影響を受けやすい臓器です。特に妊娠中は、体が特殊な環境におかれるため、妊婦さんの心の中には不安が多く、その不安が常に腸に負担をかけている状態が続きます。
そして、このストレスを感じることで自律神経に乱れが生じます。
腸の運動は自律神経が担っているため、この乱れによって腸の働きが鈍くなり、便秘になりやすくなります。

妊婦さんのひどい便秘の症状は?

便秘が続くと腸の中で有害物質が作られるので、体の不調を起こしやすくなります。
そのため、妊娠中でも便秘になった場合、以下のような5つの症状がでてくることがあります。

妊婦さんのひどい便秘の症状1:お腹が張る・痛む

腸に便が溜まるとガスが発生し、おなかが重く張ったような感じになります。
ガスによって圧迫された臓器の働きが鈍くなり、痛みを感じることもあります。
しかし、妊娠中の腹痛は子宮の収縮が原因のこともありますので注意が必要です。

妊婦さんのひどい便秘の症状2:下痢を繰り返す

便秘が続くと、なんとか溜まった便を出すために下痢になることがあります。
硬くなった便を無理矢理動かすので、ひどい腹痛を伴うこともあります。
下痢を起こすと流産や早産になってしまうのではないか心配になりますが、便秘が原因の下痢では流産や早産になることはありません。

妊婦さんのひどい便秘の症状3:胃の調子が悪い・げっぷが出る

に便が溜まると胃に入った食べ物が先へ送られなくなり、胃の調子が悪くなります。
胃痛や吐き気が起こるようになり、便から発生するガスがゲップとなって口から出るようになります。

妊婦さんのひどい便秘の症状4:痔になる

妊娠中は下半身の血流が悪くなり痔になりやすくなります。
特に便秘になると、トイレで長時間いきんだり、硬い便を出そうと力を入れるために、いぼ痔やきれ痔になる場合があります。
痔になると排便持に痛みを伴うことがあるため、排便回数が減り便秘を悪化させるという悪循環に陥ります。

妊婦さんのひどい便秘の症状5:免疫力の低下

便秘になると、腸の悪玉菌が有毒物質を発生させて様々な病気を引き起こすことがあります。
その病気を防ごうと免疫システムが多く働くために、免疫機能に負荷がかかり風邪や感染症にかかりやすくなります。

妊娠中のひどい便秘は赤ちゃんにも影響?

妊娠中のお母さんが便秘になると、おなかの赤ちゃんに影響がないか心配になりますが、実際には、おなかの中にいるうちは赤ちゃんに大きな影響はありません。
それは、赤ちゃんがいる胎内は無菌状態であり、細菌とは無縁の状態で過ごしているからです。
しかし、お母さんの便秘が、出産後の赤ちゃんに影響することがわかっています。
それは、自然分娩の場合、産道を通るときに赤ちゃんは産道にいる細菌を口から取り込みます。
お母さんの産道の環境は腸内環境と似ていて、腸内にいる細菌が産道にも棲息しています。
このため、自然分娩で生まれた赤ちゃんは、お母さんの腸内環境を受け継ぐことになります。
そして、便秘のお母さんの腸内環境を受け継ぐと、生まれてくる赤ちゃんも便秘や下痢、免疫力が低下などがおこりやすくなります。
また、悪い腸内環境が関係していると言われているアトピーなどのアレルギー症状などの心配も出てきます。

ちなみに、帝王切開で生まれた赤ちゃんの場合は、生後の生活環境によって腸内の環境が決まると言われています。

妊娠中のひどい便秘の対処法は?

妊娠中の妊婦の便秘の解消法は?オリゴ糖サプリの効果
妊婦さんの中には、妊娠中の便秘がひどくて「とにかく苦しくて苦しくて、どうにかしてほしい!」と思い悩みながら悪化してしまったという経験談を新聞で読んだことがあります。
そこで、ここでは「妊娠中のかなりひどい便秘になった時の対処法」をご紹介いたします。

妊娠中のひどい便秘の対処法;効果的な食事は?

もし、便秘気味と感じたら、まず食べ物や飲み物で解消することを考えてみてください。
特に、「食物繊維」「乳酸菌」「オリゴ糖」「水分」は、腸の善玉菌の働きを高め便秘の改善に役立ちます。

食物繊維は、便の量を増やすことで押し出す力を強くして、大腸に常在している細菌の働きを活発化させる作用があります。
そのため、排便の調子を整えるために必須の成分です。
この、食物繊維には、水に溶けやすい水溶性食物繊維と水に溶けにくい不溶性食物繊維に分かれています。
この水溶性と不溶性の食品を、上手に組み合わせて摂取することで腸内環境を整え便秘を予防できます。

特に、「ビフィズス菌」や「アシドフィルス菌」「ラブレ菌」は、整腸や腸の善玉菌を増やす働きがあり、便秘だけでなく下痢や食中毒の予防効果があります。
特に便秘解消により効果的と言われています。

オリゴ糖は、単糖類という一番小さな糖分の単体がいくつか結合してできた糖分のことです。
体内で消化吸収されてエネルギーにならなかったオリゴ糖が、腸内で善玉菌のエサになり、善玉菌を増やす働きをします。
そして、腸内の環境が更に良くなるため便秘解消へとつながります。

便を柔らかくしたり、腸を刺激して動かすためには水分は欠かせません。
1日を通してこまめに水分をとるようにしてください。
特に、朝起きてからすぐ飲む水は、腸への刺激になり便意を催しやすくなります。

これらの中で、「食物繊維」「乳酸菌」「オリゴ糖」については、それ以外の食品と合わせて、このあとの予防対策のコーナーで具体的にご紹介いたします。

妊娠中のひどい便秘の対処法;効果的な運動は?

また、運動も効果的です。
全身の筋肉を鍛えることは、腸の活性化につながります。
ここでは、いつでもどこでもできる代表的な運動をご紹介いたします。

妊娠中のひどい便秘解消法:首のストレッチ

妊娠初期は、つわりがあり流産もしやすい時期です。
この時期は、まず、体の負担にならない軽いストレッチから始めましょう。

首のこりを解消することは、つわりの症状を軽減するといわれています。
楽な姿勢で、お腹に力を入れずにゆったりとストレッチしてください。

  1. あぐらを組んだ状態で、右手を右肩、左手を左肩に置きます。
  2. 肩の後ろにある筋肉(僧帽筋)をゆっくり引き下げます。
  3. 首を左右にゆっくり倒します。

妊娠中のひどい便秘解消法:股関節のストレッチ

妊娠初期は子宮が大きくなるにつれて、足の付け根が痛くなることがあります。
股関節を伸ばして柔らかくすると痛みが軽減できます。

  1. 足を大きく広げて床に座ります。
  2. 足首に手が触れるように、左右に体を倒します。

妊娠中のひどい便秘解消法:両足を引き付けるストレッチ

腹筋を鍛えることで大腸の働きを促し、便秘の予防や解消につながります。
この方法は、比較的お腹に負担のかからないストレッチです。
しかし、お腹の張りを感じたときは中止してください。

  1. 仰向けになり、両膝を折り曲げて両手で抱えます。
  2. 息を吐きながら両手で両足をひきつけ、上半身を起こします。
  3. お腹に負担のかからない状態で5回深呼吸を繰り返します。
  4. 息を吸いながら上半身を戻し、全身をリラックスさせます。

妊娠中のひどい便秘解消法:股関節を伸ばすストレッチ

テレビを見ながらでも簡単に行うことができるストレッチです。

  1. 足の裏を合わせた状態であぐらを組みます。
  2. 手で足を掴み、背筋を伸ばします。
  3. ゆっくりと深呼吸をします。

床に座るときは、常にこの姿勢で座るようにするとよいでしょう。

妊娠中のひどい便秘の対処法;効果的なマッサージ編

マッサージも、便秘の対策に効果的です。
便秘に良く効くマッサージに「の」の字マッサージがあります。
これは、お腹に「の」の字を描くように丸くマッサージをして、腸に溜まっている便の排出を促すものですが、妊娠時では腸の場所が変わってしまうため、同じことをしても効果はありません。

便が溜まりやすいのは、肛門近くの直腸やその上のS字結腸なので、妊娠時はその背中側の「おしりのすぐ上付近」を温めながらマッサージしてみてください。
日頃から、腰の左側からおしりの中央に向かって、さするようにマッサージをするクセをつけておくとよいと思います。
この、マッサージは、自分でやるには限界がありますので家族にマッサージしてもらうとよいでしょう。
そして「便秘予防」と考えて毎日続けましょう。
もし、便意があるのに出ないような時は、肛門付近をマッサージすると良いです。

妊娠中のひどい便秘の対処法;効果的なツボ押しは?

便秘のツボは、手やお腹、背中などにあります。
しかし、妊婦さんの場合は、お腹は押せませんので、自分でやる場合は手のツボがよいでしょう。

妊娠中のひどい便秘対策:手のツボ1、間使(かんし)

腸の蠕動運動を活発にして、排便を促してくれるツボで、即効性があります。

場所:手首のシワ部分から指4本分の腕の内側
押し方:少し強めに1分ほどを目安に押します。

妊娠中のひどい便秘対策:手のツボ2、合谷(ごうこく)

頭部や大腸のトラブルに効くツボで、便秘以外にも頭痛や難聴、肩こり、精神不安、不眠、めまいに効果があり万能のツボです。

場所:親指と人差し指を合わせたときに膨らむ部分の内側
押し方:親指と人差し指で合谷をはさみ、押したり、回すようにマッサージをします。

妊娠中のひどい便秘対策:手のツボ3、支溝(しこう)

便秘の原因である「冷え」「座りすぎ」「気や血が足りない」タイプに効きます。

場所:手の甲側、手首の中心点から肩に向かって指4本分下、2本の骨の間
押し方:親指の腹を使って、強く真下に押します。

手のツボだけでも、即効性の効果が期待できる場合がありますのでぜひお試しください。

妊娠中のひどい便秘の対処法:排便習慣を身につけよう

妊娠中にいきむのを怖がって便秘が悪化してしまうことは意外に多いです。
妊婦さんとしては、いきむことで、赤ちゃんへの影響を心配されるのでしょうが、子宮口が開いている場合を除けば、妊婦がトイレでいきむことで流産につながることはないと言われています。
ですから、生活のリズムに合わせて時間を決めてトイレに行く習慣を作りましょう。
しかし、お母さんのひどい便秘によって胎動を感じにくくなることがあるようですので、もし不安に思う場合は、かかりつけ医に相談することをおススメします。

妊娠中のひどい便秘にならないためには予防が大切です。

このように、妊婦さんの便秘は、お母さんだけでなく、赤ちゃんにもいろいろと影響があることが分かっています。
ですから、遅くても?妊娠がわかった時から(できれば妊娠していない時から)
便秘にならないように予防対策をすることが大切となってきます。
そこでここでは、その対策の大切なポイントである「食事」「運動」「生活上の注意」についてご紹介いたします。

妊娠中ひどい便秘:予防するための食事は?

とにかく、便秘の予防の第一歩は「食事」です。
特に、腸内の悪玉菌を減らして善玉菌を増やし、腸の動きを活性化するために下記の4点を意識して食事に取り込んでみてください。

妊娠中ひどい便秘予防対策:食物繊維をとろう

カチカチになってしまうほどのひどい便秘の場合、お腹の中の便を出すためには、便のカサを増やし適度な水分量を保つことが必要です。

その解消に効果があるのが「食物繊維」です。
前にもお伝えしましたが、食物繊維には、「不溶性食物繊維」と「水溶性食物繊維」があり、この両方を摂取することが必要です。
具体的な食品をあげますと
不溶性食物繊維を含む食材は

  • 豆類
  • さつまいも
  • とうもろこし
  • きのこ
  • かぼちゃ
  • ココア

水溶性食物繊維を含む食材は

  • 海藻
  • 山芋
  • くだもの(バナナ、リンゴ、イチゴなど)
  • こんにゃく
  • 寒天

不溶性・水溶性の両方を含む食材は

  • ライ麦
  • 納豆
  • プルーン
  • ごぼう
  • オクラ

などが挙げられます。
もちろんこれら以外にもいろいろあります。

今では、レシピ等も出ていますので、毎日の食事に上手に取り入れてみてください。
ちなみに、この二つの食物繊維の理想的な取り方は、不溶性:水溶性=2:1です。

妊娠中ひどい便秘予防対策:オリゴ糖はいかが?

オリゴ糖は、胃で消化されにくく腸まで届いて善玉菌(ビフィズス菌)のエサになります。
特に、ビフィズス菌と一緒に摂取することで、腸内の悪玉菌を減らして善玉菌の働きを良くすることができます。
オリゴ糖はタマネギ・キャベツなどの野菜や、納豆やみそなどの大豆製品などに含まれています。
今では、オリゴ糖単独でスーパーなどでも販売されています。
これを甘味料としていろいろな料理にも使用できますのでおススメです。
ちなみに、オリゴ糖を摂りすぎると、逆にお腹が緩くなる場合がありますのでご注意ください。
また、サプリメントもできていて、それを利用すると手軽に摂取することができます。

妊娠中ひどい便秘予防対策:プロバイオティクスの活用を

生きて腸まで届く微生物である「プロバイオティクス」は、腸内で働いて細菌のバランスを整え、腸の働きを改善してくれる生きた微生物のことです。
このプロバイオティクスの代表的なものには、乳酸菌・ビフィズス菌があります。
乳酸菌は種類によって働きや性質が異なりますが、特に「ガセリ菌」や「ラブレ菌」は便秘に効果のあるプロバイオティクスの乳酸菌です。
また、ビフィズス菌は乳酸菌ととてもよく似ていて、大腸の調子を整えて便を動かす働きをします。
便秘に効果があるといわれるヨーグルトでも、プロバイオティクスの表示があるものと無いものがありますので、プロバイオティクスの商品を選んでみてください。
その他のプロバイオティスクの食品には、ぬか漬け・納豆・みそ・キムチ・ザワークラウトなどの発酵食品があります。

妊娠中ひどい便秘予防対策:オレイン酸の活用を

オレイン酸には小腸を刺激して、蠕動運動を促す効果があります。
このオレイン酸を多く含んでいる食品がオリーブオイルです。
なんと成分の約70%がオレイン酸で、ヨーロッパでは昔から「自然の下剤」として使用されています。
たとえば、朝食時に大さじ1杯のオリーブオイルを摂取することで、便通を良くすることができます。
また、ヨーグルトに混ぜたりサラダにかけたりすると食べやすくなります。

妊娠中のひどい便秘予防対策:予防するための運動は?

妊婦さんの便秘対策として運動は欠かせません。
赤ちゃんの成長とともに、おなかが大きくなり動きづらくなってきますが、できる範囲で体を動かし便秘を予防するようにしましょう。
基本的にはウォーキングがありますが、ここでは、それ以外に簡単にできる2つの運動をご紹介いたします。

妊娠中のひどい便秘予防対策:ガス抜き体操

これらは、できるだけすぐに便秘を解消したい時におすすめの体操です。
ガス抜きとも呼ばれるくらい腸の動きを活発にさせる効果があります。

やり方

  1. 仰向けになります。
  2. そして片足(両足でも構いません)を抱え込みように持ちます。
  3. その状態を保ちながら、ゆっくりと深呼吸を10回ほど行ってください
  4. 次に反対の足を抱えて同じように深呼吸を10回します。
  5. この動きを両足やり、これが1セットです。
  6. そして、これを3セット行います。

ちなみに、この体操は、座った状態でもできるので試してみください。

妊娠中のひどい便秘予防対策:骨盤矯正体操

便秘は、骨盤のゆがみによってもおこる場合があります。
それに効くのが骨盤矯正体操です。
これは腰を大きく回す簡単な体操で、これだけでも骨盤が矯正されていきます。

やり方

  1. 大きく円をかくようにして腰を30回まわします。
  2. 1回あたり2~3秒の時間をかけます。
  3. 今度は反対周りに同じく30回まわします。
  4. これを好きな時に1日1回行うだけです。

毎日体調をみながら運動を習慣化すると、血行などがよくなり内臓が活性化します。
ぜひ、日常のスケジュールにいれてみてください。

妊娠中のひどい便秘にならないための生活上の注意点は?

それでは、妊娠中の便秘がひどくならないためには、どのようなことに注意すればよいのでしょうか。
ここでは、特にうっかりしがちな?「体の保温」「水分の摂取」「ストレスをためない」の3つの点についてまとめてみました。

妊娠中のひどい便秘予防対策:体の保温

体の冷えは、便秘を始めとしていろいろなマイナートラブルを妊婦さんにもたらします。
季節に合わせた服装の調節はもちろんですが、冷房等、生活環境に対応する服装や、下半身の保温のための服装などの工夫をして、体の保温に努めてください。

妊娠中のひどい便秘予防対策:水分の摂取

妊婦さんは、プロゲステロンの影響で、腸が水分を吸収しやすくなっているため、便がカチカチ、コロコロになりやすくなっています。
そのため、水分をしっかり摂取しなくてはなりません。
ちなみに、水分をとることは、ウィルス感染予防、風邪予防などの免疫力向上の効果もあります。
摂取する水分は、体を冷やさない「暖かい飲み物」「常温の飲み物」特に白湯かホット麦茶がおススメです。

妊娠中のひどい便秘予防対策:ストレスをためない

ストレスは、内臓の働きにも影響を及ぼし便秘の原因にもなります。
そのため、ストレスを感じたら、横になり、瞑想をしたり、好きな音楽を聴いたり、アロマオイルを焚いたりして、気持ちを落ち着かせてゆったりと過ごしましょう。
ちなみに、アロマを実施する場合、レモンやグレープフルーツといった柑橘系のアロマをおススメします。
これらは、気分の落ち込みを取り除き、リフレッシュさせてくれる効果があります。
また、日常的に、自分が一番リラックスできる方法(ex。運動、友人とのおしゃべり、外気浴、何もしない日をつくるなど)を意識的に作り、心のモヤモヤをためないように心がけるようにしてください。

妊娠中のひどい便秘対策:あまりにもひどい場合は医療機関に相談も?

もし「これはかなりひどい便秘だな」と感じてきたら、早めにかかりつけの産婦人科医に相談してください。
そこでは、妊婦さんの便秘の状態に応じた治療をしてくれます。

妊娠中のひどい便秘対策:薬による改善は?

妊娠中のひどい便秘を治す方法のひとつに「薬」があります。
もし、薬で治したいとの思いがある場合は、お腹の赤ちゃんの影響も考え、自己判断で市販薬を服用せずに、必ずかかりつけの医療機関にご相談ください。
ここでは、よく用いられる代表的な薬2種類をご紹介いたします。

妊娠中のひどい便秘対策:多い処方は「酸化マグネシウム」系の薬です

妊娠中に便秘になった場合は、よくかかりつけの産婦人科医が処方してくれることが多い薬に「酸化マグネシウム」系の薬があります。
マグミットやマグラックスなどが代表的な薬です。
酸化マグネシウムは、作用がおだやかで胎児に影響が少なく、便の水分量を増やして腸の蠕動運動を起こりやすくする薬でよく使用されます。
しかし、長期間服用すると「高マグネシウム血症」になる可能性がありますので注意が必要です。

妊娠中のひどい便秘対策:漢方薬は?

「漢方薬ならば、妊娠中も安心」と思われる方もいらっしゃるかと思います。
しかし、漢方薬の中にも子宮を収縮させる作用のあるものがあります。
その代表的なものが「大黄(だいおう)」と「センナ」です。
これらは、どちらも市販の漢方薬の便秘薬には入っていることが多いのです。
漢方薬を使いたいという場合は、大黄(だいおう)やセンナが入っていないものを処方してくれると思います。
いずれの薬も「便秘にならない」ための薬ではありません。
便秘を根本的に治すには、自然な排便が起こるように腸内環境を整えることが大切です。
ちなみに「便秘を解消させるお茶」などの健康食品にも、センナが入っている場合がありますので、妊娠中は避けた方がよいでしょう。

妊娠中のひどい便秘対策:浣腸による改善は?

便秘を治すための対策の二つ目に「浣腸」があります。
しかし、妊娠中の便秘治療のために使用することに、産婦人科の先生によって、賛否両論があるようです。
いずれにしても、あまりにもつらい場合は、相談されるとよいでしょう。
実際に、あまりにもひどい便秘になられた妊婦さんが浣腸をしてもらったという話は意外と聞きますので、医療機関によっては、実施しているところも少なくないようです。

浣腸で心配なのは、成分より、浣腸によって起こる「腸の激しい運動」です。
特に、大きくなってきたお腹の赤ちゃんは、腸のすぐ近くにいます。
そのため、浣腸によってボコボコと腸が伸縮してしまうと、子宮も動き赤ちゃんへの影響が心配になります。
ですから、市販の浣腸を使う事は危険です。
素人判断はせずに、医療機関で実施してもらうようにしてください。

妊娠中のひどい便秘対策:摘便による改善法は?

もし、肛門近くにあるカチカチと固まった便が、いきんでも出ない場合はどうしますか?
あまりいきむと、痔の原因にもなりますのでこれも困ります。
しかし、どうしても自力で出せない場合には、摘便という方法があります。
この摘便は、肛門から指を入れ、便を掻きだす医療行為です。
便が排出されなければとても苦しくつらいものですので、このような場合は、恥ずかしがらずに医療機関に相談してください。
ちなみに、医療機関は産婦人科でも泌尿器科や肛門科でも大丈夫です。

まとめ

いかがですか。
妊娠中の便秘は「百害あって一利なし」です。
妊娠が分かった時は、3カ月を過ぎている場合も多いですので、そこから便秘予防の対策をするのも、もちろん「あり」です。
しかし、元来女性は便秘になりやすいものです。
ですから、妊娠以前から自身の体調管理のために、「便秘にならない体つくり」をすることが大切と思います。
そして、もし妊娠してひどい便秘になってしまったら・・・ぜひ恥ずかしがらずに、我慢せずにプロ(産婦人科医)の力を借りて解決してください。

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