妊婦が飲んでもいい下剤・ダメな下剤

便秘は女性にとって一生のテーマ。冷えやすく体調が一定でないので、いくら規則正しい生活をしていても大腸の蠕動運動が一定ではないからです。さらに妊娠すると黄体ホルモンが働き、さらに腸の動きが鈍くなります。赤ちゃんが大きくなってくると余計です。サツマイモやゴボウ、ヨーグルトにバナナ・・・などなど、色々試しても宿便が続く場合は担当医から下剤を処方されることもしばしば。でも担当医からといっても妊娠中に薬を飲むのって怖いですよね。妊娠中でなくても避けたい下剤ですから、お腹に赤ちゃんがいる状態で服用するのはリスクはないのかと心配です。市販の薬でも治療になるの?また処方された通り飲んでも出ないことってあるの?そんな疑問にお答えします。

産婦人科で処方される下剤の特徴と作用

1番ポピュラーな「マグミット」

マグミットのマグは酸化マグネシウムのマグです。「マグネシウム」と聞いたら何だか爆薬のような響きだと感じるかもしれませんが、酸化マグネシウムは服用すると大腸に水分を集め始め、便を柔らかく出しやすくします。副作用が無く、飲んで腸がそれなしでは排便できなくなるというクセがついたりもしないので、産婦人科でよく処方されます。腸の運動を活性化させるのではないので飲みすぎには注意です。服用しすぎると下痢を引き起こし、良い腸内細菌まで減ってしまいます。1日1回、就寝前の服用の指導がオーソドックスで、服用から8~10時間ほどで便意がある方が多いようです。

ひどい便秘に「ラキソベロン」

目薬のような形のラキソベロン。液体で、普通なら宿便の度合いに合わせて10滴・15滴などと量を調節し服用します。妊娠中は10滴が普通です。ピコスルファーストナトリウムという成分が腸壁を刺激し宿便を押し出す手助けをします。より自然な形に近い状態で排便を促すのでもちろん副作用が無く、小児科でも処方されるほどです。刺激が弱く妊婦さんにはうってつけですね。服用から7~12時間くらいでお通じが期待できるようです。服用量が多いと、胃痛・腹痛・下痢の原因に。飲むタイミングと量をきちんと守って使用しましょう。

市販の下剤。妊婦さんの体に優しいのはどの下剤?

3Aマグネシア

妊娠中は腸を刺激するタイプの便秘薬や下剤の服用は危険です。この3Aマグネシアは上記にあげた産婦人科でよく処方される下剤「マグミット」同様に酸化マグネシウムを含んでいます。酸化マグネシウムは便を柔らかくし、排便しやすい状態に持っていく作用があって、腸に直接蠕動運動を促すことはありません。ですが妊婦さんが必要以上にいきまなくても自然な形で便秘が解消されるように作られています。市販薬では1番おススメの下剤です。

ビオフェルミン

こちらは整腸剤です。腸内細菌であるビフィズス菌を活きた状態で腸に届け、大腸の状態を良くし、宿便を排出させられるような腸内環境を作るといった効果があります。あくまで下剤ではなく整腸剤。ですから長期的に服用しても副作用はありませんし、「それなしでは出ない」といったいわゆる「クセ」にもなりません。下剤を使うのは嫌という方にピッタリです。安全ですが効果が弱く、何日も便秘した後に飲んでも、思ったような効果が得られないかも。

ストップ!妊娠中飲むべきでない市販薬

コーラック

昔からテレビCMでおなじみのコーラック。便秘がちな女子にとって常備薬に近い市販薬ではないでしょうか?あまりにポピュラーなので妊娠中でも安心なのかなというと逆です。コーラックに含まれるビサコジルという成分は腸壁に直接刺激を与え、排便を促すといったもの。要は腸にいつもと違った不自然な働きをさせることになります。これは妊娠中のママには刺激が強く、子宮にまで悪影響を及ぼす危険もあります。妊娠前に買っておいたものを常備薬で重宝していたからと言って、妊娠中の便秘時に服用しないよう注意して下さい。

タケダ漢方便秘薬

漢方は体に優しいから大丈夫。副作用もないし・・・とほとんどのママが思っているかもしれません。ですがこのタケダ漢方便秘薬に含まれているセンナは、服用後コーラック同様に腸に直接刺激を与える作用があって、その刺激で排便を促す漢方です。大腸全体が意に反して急に動きだしたら、赤ちゃんもびっくりしてしまいます。服用は避けたほうが無難ですね。

アローゼン

アントラキノン系便秘薬アローゼン。あまり耳にしたことのない商品名ですがおおよその薬局に置いてあります。コーラックの成分ビサコジルと同じ働きで、大腸自体に直接刺激を与え、排便を促します。

まとめ

便秘が何日も続くと新陳代謝が悪くなり、血行不良で体がだるくなったりむくみがひどくなったりします。便秘解消法と言えば水分補給と運動がメインですが、妊娠中はどちらも胃が圧迫されたりお腹が張ったりしてどちらもままならないものですよね。ですから我慢せず、便秘が続くなと思ったら担当医に相談してください。下剤の使用を自分から切り出しても構いません。下剤の使用は安全なものであれば、何も「逃げ」ではないからです。うまくつかって便秘から脱出し、あとは便秘になりにくい食生活を心がければ再発は防げるでしょう。
他にも便秘対策を知りたいならこちらをどうぞ→【後悔しない】妊婦の便秘解消法|妊娠中オリゴ糖サプリがおすすめな理由

 COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

NO IMAGE

目の障害の矯正と深い関係性を備えるオリゴ糖成分のラフィノース・フラクトオリゴ・乳...

NO IMAGE

合成ラフィノース・フラクトオリゴ・乳果オリゴのお値段はかなり低価であるため…。

妊婦の大きな悩みは便秘!便秘解消のお助け薬マグミットの効果と注意点

ちょっと待って!妊娠中の便秘薬、妊婦が服用しても大丈夫?

【便秘解消】妊婦さんの辛い便秘に効果的な漢方薬【体質改善】

妊婦の便秘に効果的な酸化マグネシウムの効果と効能とは?