【妊婦さん必見】妊娠中の便秘解消に効くおすすめマッサージ5選【簡単お手軽】
妊婦さんのマイナートラブルの中で一番なりやすく、頭を悩ませている方が多いのが便秘と言われています。
便秘の原因は、妊娠中には活発に分泌される黄体ホルモンが子宮の収縮を抑える働きがあり、この働きの影響で子宮のみならず、食べた物を肛門に送り出す筋肉の収縮も抑えてしまうため腸のぜん動運動が減って便秘になりやすくなってしまいます。
便秘がひどくなると体重増加の原因にもなりますし、気分が悪くなったり腹痛や痔にもなってしまう可能性もあります。
あとはなんといっても便秘によってお腹の赤ちゃんに悪影響がないか?など不安になってしまいますよね。
そんな不安に思っているあなたにぴったりの薬に頼らなくても便秘を解消できる簡単マッサージを紹介します。
※くれぐれも無理しないようにお腹の痛みや張りがないときにしてください。
今すぐ出したいくらい辛い時には、妊娠中の妊婦ができる便秘解消法のオリゴ糖サプリを試す方が良いこともあります。
定番!「の」の字マッサージ
温めた手のひらをお腹の上にあて、ゆーっくり優しく押さないように赤ちゃんのいる子宮の周りを「の」の字を書くようなイメージで撫でましょう。
時計回りで10~20回くらい撫でるとお腹がほんわか温まってきます。
撫でているときに硬い部分があったらそこに手をおき、ピンポイントでゆっくりマッサージして温めると良いです。
「の」の字マッサージのポイント
必ずお腹の中心の赤ちゃんの場所ではなく【赤ちゃんの周り】をやさしく撫でてください。
押すでも揉むでもなく、撫でて温めるのがポイントです。
いつでも出来るのでテレビを見ながらや椅子に座ってお腹の赤ちゃんとお話しながらお試しください。
意外?背中マッサージ
椅子に楽な姿勢で腰掛け、手を後ろに回してください。
腰の後ろに手のひらを当て背中の中心に向かって上下にゆっくり少しだけ力をいれて撫でます。
撫でているとじんわりと温かくなってきます。お腹もそうですが腰も温めることによって便意をもよおしやすくなります。
背中マッサージのポイント
こちらも必ず揉まない、押さないように気をつけてください。
ぽかぽかと体を温めることが目的なのでゆっくりさすることが大事です。
妊婦のマイナートラブルの腰痛にも効くマッサージなので一石二鳥です。
こちらもテレビを見ながらでも出来ますし、妊娠中は減りがちになる夫婦のスキンシップがてら旦那さまに撫でてもらうのも良いかもしれません。
動かそう!腸マッサージ
腸の出口ちかくにあるS字結腸をマッサージしましょう。
お腹の左下、腰骨の少し内側を両手で押してみましょう。そのまま斜め下の足の付け根に向かって押していきましょう。
S字結腸はその字の通りS字型になっており、最後は腸が上方向に曲がっているため便がつまりやすくなっています。腸マッサージでつまりを改善させましょう。
腸マッサージのポイント
お腹から出口に向かって便を移動させるイメージでマッサージしてください。
押すほうが効果的ですが優しく撫でる感じでも効果はあります。
妊娠初期はまだ子宮が小さく恥骨の上あたりなので、押すのではなく撫でてマッサージをしてください。中期や後期になると子宮の位置がわかりやすくなるため押すマッサージもやりやすくなります。
痛気持ちいい!手のツボマッサージ
便秘解消に効果的なツボは体のあちこちにありますが今回は押しやすい手のツボを紹介させていただきます。
合谷(ごうこく)
[探し方]
親指と人差し指の骨の合わせ目の少しだけ手前にあるくぼみです。人差し指側の骨のきわにあり押すとジーンとする場所です。
イメージとしては、手の平の親指と人差し指の延長線上で交わる部分です。
[押し方]
人差し指か親指でくぼみの骨のきわあたりを押し上げるように押したり円を描くように押しましょう。3秒押して3秒休みと繰り返し押すとより効果的です。
[効果]
このツボはからだの気の流れをよくする効果があり、便秘の他にのぼせ、頭痛、目の不快感、歯痛、肩こり、ストレスなど様々な効果があり万能のツボとも呼ばれています。
マッサージすると気持ちが良いので、押したことがある人も多いのではないでしょうか。
何か不快感があったらとりあえずこのツボをマッサージしてみてください。
神門(しんもん)
[探し方]
手首の内側、折れ曲がるシワの線上にあります。小指側にあるすじの親指寄り
[押し方]
人差し指では少し押しにくいかもしれません。親指を使い手首の下から支えるように押すと効果的です。
[効果]
腸の動きを活発にしてくれる他、精神面をコントロールしてくれると言われているのでストレスにも効果があります。便秘の原因のひとつがストレスなので一石二鳥です。
間使(かんし)
[探し方]
手首の横じわから指4本離れた、腕にある2本の筋の間にあります。
親指で押した時、圧迫感に似たような痛みを感じるところです。便秘の方は抵抗感があるので、わかりやすいと思います。
[押し方]
親指をツボにあて、腕をつかむようなイメージで、痛気持ちいい程度の力でツボを押しましょう。
[効果]
胃腸の動きを活発にしてくれます。即効性があるのですぐにトイレに行ける環境で試してください。
おすすめは便意があるときに便器に座ったまま集中して押すと頑固な便秘に効果的です。
手のツボマッサージのポイント
ツボは手以外もありますが簡単なものをおすすめさせてもらいました。
簡単なので手持ち無沙汰なときにモミモミもむのも良いかもしれませんね。
便秘以外にもからだの不調にも効果的なのでツボマッサージを取り入れて健康的に過ごしてくださいね。
裏技?肛門マッサージ
便意があるのに出ないときは、肛門付近をマッサージすると効果的です。
肛門が開いているのに水分不足や便秘がひどすぎて便が固くなってしまい出てこれないという辛い状況のときは、肛門に馬油やオリーブ油、白色ワセリンなど潤滑油を塗り、便の滑りを良くしてみましょう。潤滑油を塗ったら、体を横に休め、捨てても良い布やビニール手袋などで肛門を揉むようにマッサージしてみてください。
肛門マッサージのポイント
必ず潤滑油を塗るときは清潔な手で塗ってください。
長時間いきむのはお腹の赤ちゃんにも良くないですし、無理をするとお尻に負担がかかり切れて痔になってしまう可能性があります。
あまりにもひどいときは恥ずかしいかもしれませんが、産婦人科に連絡をすると看護師さんが摘便をしてくれます。
潤滑油は使う前に腕の内側に少し塗ってかぶれないかパッチテストをしてみてください。
まとめ
いかがでしたか?他のことをしながらマッサージできちゃうくらい意外に簡単な方法で便秘解消出来てしまうんです。
妊娠中だとマッサージもして良いか不安に思ってしまいますが、妊婦さんでもマッサージしても大丈夫なんです♪
ストレスも便秘の原因のひとつなので、リラックスしてマッサージをすると効果のアップも期待できますので好きな香りのアロマオイルを使うのも良いかもしれませんね。
ぜひ便秘に悩んでいる方は簡単にできるおすすめの便秘解消マッサージをしてみてくださいね。
ですが、便利解消のマッサージは便秘の原因解消にはならないので、食事や軽い運動などで原因から解決することをおすすめします。
妊婦さんあるあるですが、お腹が張るときに手でお腹をマッサージしたり優しくポンポンしながら話しかけたりしますが、張っているときの子宮は撫でたり優しくポンポンだけでも刺激され余計に張ってしまうのでやめておきましょう。
お腹が張ったときは鼻から息を吸い込みお腹を膨らませるイメージで深く深呼吸することが張りを抑えることに効果的です。